BIODEGRADATION



生分解性プラスチックとは

現在、広く使用されているプラスチックは、自然界において分解されず、海などの環境中において半永久的に残留してしまいます。

これに対して生分解性プラスチックは微生物の働きによって最終的に水と二酸化炭素にまで分解されることから、廃棄物処理問題の解決につながることが期待されており、法規制の厳しいヨーロッパでは、すでに様々な用途で使用されております。

昨今、環境意識の高まりから、日本でもレジ袋やストローなどについて既存のプラスチックを避ける企業や消費者が増えてきており生分解性を備えた素材への注目が急激に高まっています。


急速に高まる生分解需要

今後、環境規制が強化される社会情勢を背景に、生分解性機能を活かした製品は存在価値が高まり、日本国内でもレジ袋やストローなどが開発されています。


野菜販売における生分解包装採用の取り組み

EUなどの海外では、「ゼロプラスチック」を謳うスーパーが登場するなど、生分解素材の野菜包装が一般的になりつつありますが、日本ではほとんど例がありません。
そこで我々は、一歩先行く環境問題への取り組みとして、取り扱う野菜の包装に生分解素材の導入を始めています。

スーパーマーケットなど、不特定多数を対象にした野菜販売においては、衛生面の問題から包装資材をエコバッグのように繰り返し使用することができません。
また、紙などの素材では、野菜から発生する水分の影響で包装としての機能を十分に果たせないことに加え、中が見えなくては安心して買い物をすることができません。
そこで、衛生的で処分時のCO2排出量が少なく、また自然環境下で分解される生分解性プラスチックを使用することが必要になります。


プラスチックと生分解性プラスチックの処分時のCO2排出量比較

  • プラスチック
    →1kgを焼却した場合、CO2排出量は約2.6kgs
  • 生分解性プラスチック(Mater-Bi)
    →1kgを焼却した場合、CO2排出量は約1.6kgs
    →1kgをコンポストした場合、CO2排出量は約0.6kgs


パッケージにも生分解性プラスチック使用を表記

商品パッケージでも生分解性プラスチックの仕様を謳うことで、環境保護意識の高い消費者層へ訴求します。
また、環境への意識が高い欧米人に配慮し、パッケージへは英語も併記しています。